【VENTUSシャフト完全ガイド|プロが認めた性能と選び方のすべて】
【VENTUSシャフト完全ガイド|プロが認めた性能と選び方のすべて】
PGAツアーのトッププロたちが信頼を寄せるシャフト――それが、フジクラの『VENTUS(ベンタス)』シリーズです。最大の特徴は、「飛距離」と「コントロール性能」という相反する要素を高次元で両立していること。この記事では、シリーズ各モデルの違いや選び方、プロの使用例まで網羅してお届けします。
【VENTUSとは?】
アメリカ発、PGAツアー仕様のフジクラ製シャフト。VENTUSは、プロの現場からのフィードバックをもとに生まれ、ミスヒット時にもヘッド挙動を安定させ、飛距離と方向性のバラつきを抑える高性能シャフトです。
日本では2020年に「VENTUS BLUE」が発売されて以降、毎年進化を重ね、現在は下記の8モデルが展開されています:
- VENTUS RED
- VENTUS BLUE
- VENTUS BLACK
- VENTUS TR RED
- VENTUS TR BLUE
- VENTUS TR BLACK
- 24 VENTUS RED
- 24 VENTUS BLUE
- 24 VENTUS BLACK
【VeloCoreテクノロジーとは?】
VENTUS最大の強みは、全長にわたり高弾性カーボンを積層した「VeloCoreテクノロジー」。この構造により、シャフト先端のねじれを抑え、ミスヒット時でも安定したボール初速とスピン量を確保します。
さらに、2024年にはVeloCoreを進化させた「VeloCore Plus」が登場し、24 VENTUSシリーズに搭載。より高い初速と方向性の安定を実現しています。
※注意:市販クラブに装着された純正VENTUSには「VeloCore非搭載」モデルも存在。シャフト単体で購入するか、刻印を必ず確認しましょう。
【モデル別 特徴と選び方】
■ VENTUS RED
- 調子:先調子
- 特徴:手元が硬く先端がしなる。高弾道でつかまりが良い。
- こんな方におすすめ:しっかり叩きたい/ドローヒッター/プッシュアウトを減らしたい方
■ VENTUS BLUE
- 調子:中元調子
- 特徴:中間〜手元が柔らかく、先端は硬め。粘り感と安定性のバランス◎。
- こんな方におすすめ:スイングテンポがゆっくり/フェード・ドローを使い分けたい方
■ VENTUS BLACK
- 調子:元調子
- 特徴:手元〜中間が非常に硬く、先端の動きも最小限。低スピン・低弾道で叩ける。
- こんな方におすすめ:ハードヒッター/スイングテンポが速い方/左のミスを減らしたい方
■ TRシリーズ(RED / BLUE / BLACK)
- 特徴:既存モデルの中間剛性をさらに高めた、ツアーモデル。
- 向いている方:元モデルでは物足りなかった/フィーリングと安定性を両立したい方
■ 24 VENTUSシリーズ
- 特徴:VeloCore Plus搭載の最新モデル。動きがマイルドで扱いやすい設計。
- REDは高弾道・つかまり◎、BLUEはバランス型、BLACKは従来より少し優しい振り感。
【実際に使用しているPGAプロたち】
2024年7月現在、VENTUSシリーズを使用している主な選手:
- 1位 スコッティ・シェフラー:VENTUS BLACK 7-X
- 3位 ロリー・マキロイ:VENTUS BLACK 8-X
- 10位 トミー・フリートウッド:VENTUS TR BLUE 6-X
- 11位 キーガン・ブラッドリー:VENTUS BLACK 6-X
- 19位 ビリー・ホーシェル:VENTUS TR BLACK 6-X
- 20位 セップ・ストラカ:24 VENTUS BLUE 6-X
プロがここまで使う=信頼性の証。
【初心者にも使える?】
結論:使えます。 特に「VENTUS BLUE」や「24 VENTUS BLUE」は癖が少なく、ミート率の向上や弾道安定に直結。しっかり叩く方なら「BLACK系」、タイミング重視なら「RED系」も選択肢に入ります。
【まとめ:まずはBLUEから始めよう】
これからVENTUSを導入したいなら、第一選択肢は「VENTUS BLUE」または「24 VENTUS BLUE」。 どんなスイングタイプにも適応でき、安定性・初速ともに高水準です。
VENTUSは“結果が出る”シャフト。 ツアーの技術を自分のラウンドに取り入れて、ワンランク上のプレーを目指しましょう。